塾運営者が伝える高校受験に向けた個別指導塾選び４つのポイント
中学生のほとんどが受験することになるのが高校受験です。
それに向けてどのような塾を選ぶかを考える上で参考にしてほしいポイントをまとめました。
この内容も参考にすつつ、適した塾選びをできるようにしてください。
上記の記事よりも具体的な内容を書いていますので、ぜひどちらも参考にしてみてください。
目次
個別指導をする塾とは？
高校受験に向けた塾は、基本的に二種類に分かれます。
集団授業をする塾か、個別指導をする塾か。
個別指導をする塾では、一人一人の進捗に合わせて指導を受けることができます。
ここでは、個別指導をする塾を選ぶ際のポイントをあげていきます。
個別指導のメリット
自分のペースで進めることができる
一人一人のペースに合わせて勧めることができることが個別指導塾のメリットです。
例えば、学校の授業に大きく出遅れているとか、学校の授業のペースが遅く感じている人は、自分に必要だという内容を無駄なく進めることができます。
また、きめ細やかな指導を受けることができますので、どのような形で取り組んでいくのが良いのか、学習方法まで指導をしてもらうことができることもあります。
他人や時間に関係なく進めることができる
周囲の人の目が気になるとか、大勢だと質問がしづらいよ、という人には個別指導塾が合っています。
わからないことがあっても、その都度質問をすることができますので納得して学習に取り組むことができますね。
自分の時間に合わせてスケジュールも組めますので、部活動や習い事で忙しい場合にも合わせてもらうことができます。
目的に応じて柔軟な対応ができる
基本的に高校受験に向けてを前提にしていますが、学校の試験対策や受験対策など、その都度必要な内容に取り組むことができます。
集団授業型の塾ですと一律での対策となりますので、それに比べて量や内容を調整でき、苦手な範囲の重点的な対応ができます。
個別指導のデメリット
講師の質にバラツキがある
個別指導では多くの講師が必要になるため、基本的にアルバイト講師が中心となります。
学生が指導に当たることが多いため、質に差が生まれやすくなっています。
また、社員が一人で校舎を運営することが多く研修をしっかりせずに指導を始める講師がいることもあります。
料金が高い
一人の講師が見る生徒数は、一回に最大3名となります。
そのため金額は集団授業塾と比べて高くなります。
また、講師と生徒の人数が1:1から1:3まで選べることがありますが、1:3であれば個別指導としてのメリット自体がなくなる恐れがあります。
他の生徒にばかり時間をかけるとコスパ悪いですよね。
選ぶポイント
では、このようなメリットデメリットを踏まえて、具体的にどのようなポイントに注意をすればいいのでしょうか。
講師変更ができるか確認する
個別指導塾は講師の質がまばらですので、合わないと感じた時に対応してもらえるかが肝要です。
規模が小さい校舎などでは他に講師がほとんどいないという可能性もあるのでお気をつけください。
夕方以降に見学をする
集団授業塾でも同様のことを書きましたが、塾選びでは必ず夕方以降に見学をしてください。
生徒が実際にいる時間帯を見ると、校舎の雰囲気がわかります。
個別指導塾は自習室を設置していることもありますが、そこが個別指導をする場所と同じフロアだとうるさくて集中できない恐れがあります。
自習室を利用したい場合は気をつけてください。
教材を確認する
個別指導塾は市販のテキストを利用する場合があります。
それが合っているか、いない場合は他に選択肢があるかを確認してください。
場合によっては教科書準拠のテキストしかないこともあります。
そうすると受験に向けた対策が十分にできなくなるかもしれません。
受験に向けてのカリキュラムを確認する
個別指導塾は、学校の補習のみを行う場所もあります。
その場合は当然受験対策が行えません。
先ほどの教材も含めて、受験対策に向けてどのようなカリキュラムになるか確認してみてください。
本人のペースに合わせてゆっくり取り組んでいて、受験直前になって範囲が終わっていないことが判明することもあります。
生徒ごとのペースで進めることはメリットもありますが、計画性なく進むと後悔することになります。
まとめ
ここまで高校受験に向けた個別指導塾の選ぶポイントをあげました。
個別指導塾はフランチャイズ展開が多く、本当に校舎ごとに大きな差異が生まれます。
同じブランドであってもスタッフなど全く違いますのでしっかり確認してみてください。
しっかり一つ一つを吟味して決めて、そこから学習に打ち込んでいただければと思います。
