心理的安全性のために職場でやっていること
心理的安全性についての記事を最近読みました。
心理的安全性とは、「psychological safety(サイコロジカル・セーフティ)」という英語を和訳した心理学用語で、チームのメンバー一人ひとりが恐怖や不安を感じることなく、安心して発言・行動できる状態のことを指します。より身近な表現として、「チームの中で自分が自分らしく働いている状態」や「安心して何でも言い合えるチームだと感じる状態」と言い換えることもできます。
心理的安全性の作り方・測り方。Google流、生産性を高める方法を取り入れるには | 採用手法のこれからを考える ダイレクト・ソーシング ジャーナル | TECHNIQUE(テクニック)
言葉を知らなくても、多くの方が重要だと感じる内容だと思います。
個人的にも、転職してからこの心理的安全性というものが確保されることで生産性が上がることを強く感じており、職場においては部下にも同様に感じてもらえるように意識しています。そのためにも他者との関係性作りが重要となりますが、面白い話なんてできない、世代がずれていて共通の話題がない、といったことを考えて関係性作りに積極的になれないこともあるかもしれません。
自分自身が意識的にやっていることをまとめました。
①自分が笑って話をする
非常に小さなことですが、相手にとって話をしやすい存在にまずならなければなりません。そのために雑談は重要な要素となります。雑談のために相手の趣味を知るなんてことも良いかもしれませんが、対象が多くなればなるほど多岐に渡りますし、趣味が同じもの同士でこだわりのぶつかり合いになることも…。
そのため自分は、日常のことを笑い話としてよくします。
話の内容が面白くなくても、自分が楽しそうにしているだけで相手は楽しそうに感じるものです。
あんまりやりすぎると、相手が愛想笑いで疲れてしまうかもしれませんのでそこは要注意。ただ、楽しそうに話かけてくる人に悪い印象は持ちませんよね。
②自分の失敗談とそこで得たことを話す
心理的安全性がないと、失敗を恐れて言われたことばかりに注力するようになってしまいます。言われたことばかりを行うと、その人自身で考える機会が減ってしまい職場にとってもマイナスです。
そのため、自分自身がいかに失敗をしてきたのかを笑い話として話します。そしてその失敗から、自分自身が学べたことも合わせて伝えることで、行動をすることで結果がどうであれ学べることが多いことを伝えているつもりです。
③とにかく相談する
自分が上司だと、自分で考えて行動しちゃいがちになります。部下に聞いても既に考えた内容が返ってくることは多く、気づけば自分で決めたことを取り組ませることになりがち。それでも相談をこまめにすることで、自分にも相手にもメリットがあります。
例えば、自分で考えて却下した内容が相手から返ってきても、その案を自分が却下した理由を考えて貰えば相手の視野も広がります。相談すること自体が、自分の考えていることを相手に知ってもらうことにもつながり、視座が高まることにもつながります。また、単純に自分が気づかないアイデアが出てくることもありますね。
自分自身で考えていた結論から変わらなかった場合でも、一緒に考えてもらったことであれば能動的に作業に取り組んでもらえるようにもなります。相手の意見をハナから否定せずに話し合うことで、発言しやすい環境を作ることにつながります。
まとめ
こうやってまとめるといかんせん地味で普通なことが多いのですが、つまりは対話を増やすということが何より重要ですね。ただ、対話のつもりが演説やら説教やらになっていた、なんてことはあるあるだと思います。
相手の球も受け取る、一方的でないキャッチボールこそが対話です。一つでも参考になれば幸いです。