高校1年生の学習塾・予備校の選び方
高校1年生って、大学受験まではまだまだ時間があるため日頃の学習が手付かずになることが多々あります。
そんな時に、学習塾や予備校に行くと気持ちの切り替えと学習習慣の定着に役立つこともあります。
では、どのように高校1年生は学習塾・予備校を選べばいいのでしょうか。
高校の進学実績を見る
学校塾・予備校選びをするにはまず高校の進学実績を確認しましょう。
自分が目指すレベルの大学にどれだけ進学しているか、というところから高校そのものの授業レベルが見えてきます。
例えばMARCHレベルを目指す場合、MARCHもしくはそれ以上のレベルの大学に進学している生徒が全生徒の1/3以上いるのであれば、高校の授業をしっかり受けることが大事になります。
そこまで人数がいない場合は、学校で学ぶ以上の対策が必要かもしれません。
授業はたいてい、生徒の平均より少し上のレベルの生徒に合わせて進みます。
自分のレベルを確認する
高校の実績が分かったら、今度は自分の状況を確認しましょう。
高校の実績が足りない場合は学習塾・予備校でカバーをする方向が良いでしょう。
実績が足りている場合は、その高校の中で自分がとれだけできているかを見ましょう。
①高校の実績が足りないが、授業内容は理解できている
②高校の実績が足りず、授業内容も理解できていない
③高校の実績が足りているが、授業内容が理解できていない
④高校の実績は足りており、授業内容も理解できている
この4パターンのどれに自分が当てはまるかということを考えて見ましょう。
①高校の実績が足りないが、授業内容は理解できている
ある程度の基礎力があると考えられます。
その場合は学校よりも先の内容を理解する必要がありますので、集団授業の予備校や映像授業の予備校がおすすめです。
ただし、学校の授業についていけてると思っても定期テストだけ取れている、という可能性もあります。
模試を活用してまとまった範囲で解く力がついているかも確認しましょう。
②高校の実績が足りず、授業内容も理解できていない
志望校への距離が相当あります。
今すぐ学習習慣をつけた上で学校を追い越す必要があります。
この場合は個別指導塾、もしくは基礎から短期間で進めることができる映像授業の予備校がおすすめです。
個別指導塾の場合は学習の仕方を指導してくれるため、学習習慣がない場合はおすすめですが、講師がアルバイトのところが多く、当たり外れが多くありますのでご注意を。
映像授業の予備校の場合はどんどん先にいけますが、普段の学習の仕方などがわかっていない場合は映像だけ見て満足してしまう恐れもあります。
チューターや校舎長など、学習状況をしっかり相談できる相手がいるかも気にしてみてください。
③高校の実績が足りているが、授業内容が理解できていない
高校1年生という状況であるなら、まず学校についていけるようになることを優先しましょう。
個別指導塾で学校を無視して力をつけよう、という方向で取り組む人もいますが、これから長い時間高校の授業を受けるのであれば、その授業を有効に活用できる方が無駄が少ないです。
学校についていくためには、個別指導塾がおすすめです。
一人一人の状況に合わせてカリキュラムを作ることが多いため、授業で遅れが出ている範囲を潰していきましょう。
④高校の実績は足りており、授業内容も理解できている
この場合は2パターンの攻め方があります。
まずは高校の成績をしっかりとって、指定校を狙うパターン。
この場合は、今現在どのような大学から指定校推薦の枠が高校に与えられいるかを確認しましょう。
ただし、この指定校の枠は年ごとに変化するため、志望校の枠がなくなる可能性もあります(もちろんもともとない、という可能性も)。
また、一つの枠に複数の希望者がいた場合は成績順となります。
そのため指定校だけに絞るのではなく学力はつけましょう。
この場合は個別指導塾がおすすめです。
ただ、学校の範囲にばかり意識がいって、模試で点数が取れないという可能性もありますので模試は活用すること。
定期試験のための短期記憶を重ねていくと、いざ一般受験をするときに苦労します。
もう一つのパターンは、大学に絞ってどんどんレベルアップするパターンです。
学校の内容とは別に大学受験に向けて学習を進めることとなります。
この場合は集団授業の予備校もしくは映像授業の予備校がおすすめです。
定期試験などの点数は学習塾・予備校に通ったところで急激に上がることは難しくなります。
ただ、大学受験に向けて一から学ぶことができますので、模試の結果を参照しながら力をついているか確認してみてください。
まとめ
ここまで、高校1年生のための学習塾・予備校の選び方について書いて来ました。
高校1年生は多くの可能性がありますが、一度学校の内容に遅れが出てしまうと後々自分の首を絞めることとなります。
まず前提として、学校の内容をしっかり理解してみてください。
また、高校1年生の2学期ごろまでは中学校の貯金で学校の定期試験が取れることがあります。
いい点数が取れたからと学習をしないと、3学期ごろに明確に差が生まれ、並大抵の努力では追いつけなくなります。
また、学習塾・予備校にいけば安心なんてことも当然ありません。
普段の学習を基本として、それをより有効にするための手段だと考えてください。
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