意識高くないゆとり

平成初期型ゆとり世代の意識が高くないブログです。

【感想】天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ【他者理解だけでなく自己理解にも役立つ視点かも】

今回読んだ本のタイトルですが、「殺す」とはなかなかに強烈なものですよね。

ただ、自分がこの本に興味を持ったのはタイトル後半である「職場の人間関係に悩むすべての人へ」という文言でした。職場の人間関係がうまくいかない、他者が理解できない、他者に理解されないということは往々にしてあることだと思いますが、そこでのズレを「天才」「秀才」「凡人」の3タイプに大別し説明しています。

 いくつかのタイプに分けてその関係性について説明するというとよくありそうに感じますが、こういった切り口があるのかという新たな発見の多い一冊でした。

以下特に印象に残ったところです。

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【感想】没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術【何をするでなく、没頭それ自体に価値がある】

休日はせっかく時間があるから色々したい、そう考えていても気づけばダラダラ過ごしていて1日が終わってしまう。

そんな経験がある人、多いのではないでしょうか?

私自身「あれやろう」「これやろう」と考えていたものの、気づけば何もせずに休日が終わってしまうことがたくさん…。

もっと有効に時間が使えれば、そんな思いで読んだのが「没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術」という本。

ぼんやりとした不安がある、という状況をふんわり解決できる気ができそうな一冊でした。

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【感想】不道徳お母さん講座 ~私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか~【当たり前は当たり前じゃなかった話】

母という存在は、社会において多くを求められる立場ですよね。

子供のためであればどんな辛いことであっても耐えるべき、という風潮がありますし、母が働くと子供が可哀想だ、ということを言ってくる人もいます。

そんな母性に代表されるような日本人の道徳観念、これがどのような社会背景によって生まれたのか。

それをこの本では明らかにします。

昔からある、当たり前にあると思っていたもの、それがこの本を読むことで崩れていくのが本当に面白かったです。

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【感想】教育という病 ~子どもと先生を苦しめる「教育リスク」【「善なるもの」の暴力性を知る一冊】

組体操、1/2成人式、柔道の授業、部活動。

程度の差はあれど、みんな当たり前に経験をしているものがあると思います。

例えば組体操、みんなで力を合わせて頑張った記憶がある人も多いのでは?

ただ、大きなけがを引き起こすリスクがあります。

組体操にはけががつきもの、仕方ないんじゃない?

そう考えた人には絶対に読んでほしい一冊となっています。

リスクというものがはっきり存在するにも関わらず、様々な要因によってリスクを直視できなくなるというのは、教育の現場だけでなく様々な状況において起こり得ることであり、教育関係者や保護者の方以外にも学びのある本です。

どうして人はリスクを軽視してしまうのか、そのメカニズムについても言及があり、非常にわかりやすいものとなっています。

特に印象に残った部分を紹介します。

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【考察】「ミスティック・リバー」に田舎の苦しみを知った

大変ありがたいことにamazon primeで無料で見れたため、「ミスティック・リバー」という映画を見ました。

大変に重苦しい内容の映画ですが、見応えのある映画でした。

というか、重い…。

「シュガー・ラッシュ:オンライン」は王道の人間ドラマだと思った。

先日ショッピングモールに行った際、幼い少年少女に囲まれて見てきました。

そう、「シュガー・ラッシュ:オンライン」を。

大変に楽しませていただきました、ネタバレしつつ感想を書いてしまいます。

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2018年に読んで印象に残っている本

2018年も終わりまして、自分が2018年の1年間に読んだ本を振り返ってみました。

別に2018年に出版された本に限定していないのですが、kindleの購入日時を見るとどのタイミングでどんなことを考えていたのかが思い出すことができてなかなか面白いですね。

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