意識高くないゆとり

平成初期型ゆとり世代の意識が高くないブログです。

「シュガー・ラッシュ:オンライン」は王道の人間ドラマだと思った。

先日ショッピングモールに行った際、幼い少年少女に囲まれて見てきました。

そう、「シュガー・ラッシュ:オンライン」を。

大変に楽しませていただきました、ネタバレしつつ感想を書いてしまいます。

 

インターネット表現

インターネット世界をキャラクターが闊歩する世界として表現していますが、これが大変うまくできていました。

ポップアップ広告とか、ウイルスとか、インターネットにまつわるものの具体化が大変素敵。

一つ一つの表現が意外でありながら非常に納得できるもの。

そこで一人笑ってしまいました。

小さい子には難しいかもと思いましたが、今の子供はネイティブネット世代でよっぽど自分より詳しいかも知れん…。

実在企業のロゴなどいろんなところにネタが溢れているので二度三度と見たくなりますね。

シナリオ

非常に大雑把にいえば、ラルフが自分から離れていくヴァネロペのストーカーになりかけて、反省し自立するという。

言うなれば、敵は自分自身的な、日本のロボットアニメのようなストーリー。

前作と違い、そして他の多くのディズニー作品と違い、明確な悪役がいない物語でした。

最後に倒す存在は自分自身、というか自分の弱いところ。

そのため、ラルフに感情移入していた自分としては、ヴァネロペの足を思いっきり引っ張ってしまうラルフの姿が見ていて非常に辛かったです。

自分の弱い部分を倒すということは、弱い部分が思いっきり露出することであり、そんなラルフの姿が辛い。

 自分は友達が少ない人間なので、一人一人に対する執着がおそらく強いのだと思います。

最終的には、新しい世界に向かおうというヴァネロペの意志を尊重するラルフですが、やっぱ寂しいやろなとか考えて切ない。

この物語を、ヴァネロペ視点で見るかラルフ視点で見るのかで見終わった時の感情はだいぶ違うのかもしれません。

「友達の夢の邪魔をするのは友情じゃない(うろ覚え)」的なことをラルフは自戒として言っていましたが、自分自身気をつけなければならないと感じました。

まとめ

 ということで、ちょっぴり寂しい気持ちにさせる物語でしたが、その分強く印象に残りました。

ディズニープリンセスのメタ的な発言とか実在のインターネットサービスの登場とか、そういった部分も楽しいのですが、本質は意外にも人と人の関係の難しさについて丁寧に描いた物語でした。

あと、エンドクレジット始まったと思ったら最後にもう1シーンありますが、そこが楽しすぎて寂しい気持ちとか全部吹っ飛んだ。

映画「シュガー・ラッシュ:オンライン」の感想 #シュガラお題



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