私の退職経験談
今現在、お仕事を退職することを考えている方は多くいらっしゃると思います。
ただ、退職を言い出すと周りはどんな反応するんだろうとか、引き留めとかあうんだろうかと悩むのではないでしょうか?
あくまで一つの体験談に過ぎませんが、自分の退職までの日々を見ていただいて考える参考にしていただければと思います。
仕事の内容
教育事業で、いわゆる学習塾を運営している会社でした。
基本的には授業と運営が仕事の中心です。
事業所の社員数はだいたい1〜多くて5名。
自分は上司であるもう一人の社員がいる事業所に勤務していました。
退職を告げるまでの流れ
転職活動を4月ごろに開始し、7〜8月までに転職することを目指しました。
夏になると夏期講習が始まるため、その手前のタイミングで決めたかったからです。
転職活動はDODAやマイナビなどの大手を利用していましたが、最終的にはリファラル、つまり知り合いに紹介を受けて内定をもらいました。
転職活動と同時に行ったことが、就業規則の内容確認です。
退職を告げるのは退職日の前いつまでなのか、民法上では2週間と定められていましたが揉めるのが嫌だったので就業規則に合わせて連絡できるように日程を考えました。
就業規則には1ヶ月前とあったので、それまでに連絡をするために準備しました。
退職願を提出
退職するにあたり会社に退職願のフォーマットがあったため、それに記入するようにしました。
これが完全に失敗でした。
退職願と退職届は違うということを知らなかったのです。
退職願は、会社に対し退職を願い出るものであり、却下される可能性もあります。
退職届は、会社に対し退職を通告するもので、却下は法的にできません。
簡単にすると、退職願は取り下げられることもあるので引き留めなどが行われる恐れがあるということです(届でも引き留めはあるかもしれませんが、法的に解決できます)。
これを直属の上司に提出しました。
これはすんなり受け取られホッと一息。
引き留め
直属の上司からは何もなく、その上の上司と面談を組まれました。
下級エリアマネージャーといった感じの役割の方です。
その際も意思確認で終わりホッと一息。
すると今度はさらにその上から連絡が来ました。
上級エリアマネージャーといった感じの立場の方です。
ここから引き留めのための連絡が続々と来ました。
「次の職場に行くなら、今の職場でしっかり結果を出してから行かないと」
「今本気で働いて、そして輝いて次の職場に行こう」
「今辞めたら身につかないスキルが絶対にあるよ」
といった話をされました。
うへぇと思いつつ、次の職場でスキルを身に付けたいということ、次の職場もいつまでも待たないということをお伝えしました。
そうすると以前に意思確認で終わったはずの下級エリアマネージャーといった感じの方から連絡が来ました。
「やっぱり今じゃないと思う」
「生徒は一緒に合格までいてほしいと思っているはず」
「今の生徒をしっかり見てから次に行こうよ」
といった話をされました。
生徒の話をするのはズルいと思いつつ、改めて辞意を伝えました。
業務中に何度か電話がきて、その都度辞意を伝えるということが続きました。
ここまで引き留められたのは、決して自分に優れたスキルがあるからというわけでなく、単純な人不足です…。
最終的に役員との面談が組まれ、
「お前はそれで本当にいいのか?」
と言われ、申し訳ないですが辞意は変わりませんとお伝えしたところ、引き留めは終わりました。
だいたい2週間くらい引き留めで連絡を受けたり面談したりをして、引き留めは終わりました。
そこからは事務的な手続きなど、案内された作業を行って退職、これについてはスムーズに終わりました。
ただ、疲れた…。
まとめ
自分の退職を振り返ると、
①退職願でなく退職届を出すべきだった
これによって面倒が生まれたと思います。
もう少し調べて動くべきだった、自分のバカ!!
②何を言われても辞意は伝え続けるべき
考えますとかいうと勝手に退職意思が変わったと捉えられないので、しっかりノーと言い続けたのは良かったと思います。
この二点が大事だなと感じました。
退職願を破り捨てるとか、訴えるとか言ってくるようなヤバい会社は別に対策が必要だと思いますが、ここだけちゃんとすれば普通に退職になるかと。
ただ、人手不足の会社は出来るだけ先延ばしにしようとしてきます。
変化には体力がいるので、しっかり時間的な期限を自分の中に持つことが大事だと思います。
ズルズル時間がかかると、このままでいいかとなりかねません。
退職はなかなか手間がかかりますが、その手間を面倒に感じて先延ばしにするのは勿体無いと思います。
一度退職の意思を伝え、そこから翻って残ることになっても気まずい状態での仕事が続きます。
決断したらスパッといってほしいと思います。
悩んでいる人は、ぜひ一つの参考にしていただけると幸いです。
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