就活でいうコミュニケーション能力とはなんなのか?
コミュニケーション能力=共感能力+伝達能力
就職活動では、コミュニケーション能力が必要だと言われるそうです。
でも実際コミュニケーション能力とはなんなのか、ということってふんわりしていますよね。
wikipediaとかみてもめっちゃ複雑、この中身がわからない状況で能力を身につけるって大変ですよね。
そこで、自分の独断と偏見でコミュニケーション能力というものを定義したいと思います。
コミュニケーション能力=共感能力+伝達能力
これが自分の考えるコミュニケーション能力です。
もちろん、実際には知識など様々な力がコミュニケーション能力に含まれますが、まずこの2点を中心に考えると就職活動の準備もしやすくなりますので、ぜひ意識してみてください。
ちなみに、塾講師のバイトは能力の養成にオススメです。
共感能力とは?
これは、関係性を深化させるために必要な能力です。
相手に対して、「わかるわぁ」といった感じで共感を伝える力です。
正しくとも敵を作る人っていますよね。
同じ内容を伝えても、その伝え方によって受け取り方は変わってしまいます。
相手の感情や考え方を踏まえて、伝え方を変化させることができる人にはこの力があると考えて良いと思います。
なぜ共感能力が就活で求められる?
仕事の場では、一人だけでできることってほとんどないですよね。
様々な人間と協力をして業務に当たる必要があります。
その中で衝突を繰り返すような人は、その人自身がいくら力を持っていたところで全体で見るとマイナスの影響を与えます。
だからこそ、多くの人と衝突せずに、且つシビアな内容であっても相手に対してうまく伝えられる力が求められます。
共感能力を身につけるには?
この力を身につけるためには、様々なタイプの方とコミュニケーションを取り、それを類型化していくことが必要です。
一人一人に対してコミュニケーションを取り、そこで生まれた変化を分析する必要があります。
このような発言をしたことで相手がこのように感情が変化した、ということを抽象化し、他の人間に対しても応用が効く状態にしましょう。
たとえば、
「Aさんを雑談でいじったら怒った」
ということを分析します。
Aさんはまずどのような人間か。
プライドが高いとか、立場の上下を強く意識するタイプとか。
そうやって分析することで、
「プライドを高い人に対しては、下げる発言は禁句」
といった感じになりますね。
これは非常に単純で薄っぺらいものですが、こうやって自分の中で人との付き合い方ノウハウをためていき、その都度修正していくことで共感能力は身につきます。
伝達能力とは?
これはわかりやすいですね。
自分の考えであったり、知識であったりを相手に合わせて伝える力ですね。
自分が伝えたいことを抽象化したり具体化したり、例示したりということで、相手に合わせて伝える力です。
なぜ伝達能力が就活で求められる?
仕事において、様々な背景の人と関わる必要があります。
学校であれば、価値観が高いと感じる人とだけ関われば良かったですが、世代も価値観もなんもかんも違う人と関わっていかなければなりません。
そんな中で商品・サービスをオススメしたり、協力を仰いだりする必要があるわけです。
そこで伝えた内容に齟齬があれば、後々大きな問題にもなりかねません。
そのため、相手に正確に伝えたい内容を伝えられるかが大事になります。
伝達能力を身につけるには?
とにかく言語化、つまり言葉にすることを普段から意識することが大事になります。
例えば映画や漫画、小説などで感情が動いたとき、
「すげぇよかった」
といった表現で終えてしまうことが多くあると思います。
それを、どうしてよかったのかということまで言葉にするようにしましょう。
これを実際に行おうとすると、最初はかなり苦戦すると思います。
ただ、継続して言葉にしようとすると自然と語彙も増えますし、相手にわかりやすく伝える為の工夫もできるようになります。
就職活動で企業はコミュニケーション能力をどうやって見る?
では、共感能力と伝達能力を企業はどのような形でチェックするのでしょうか?
就職活動で行われる選考には、
①テスト(SPIなど)
②面接
③グループディスカッション
といったものがあります。
もちろん企業ごとに様々な手法がありますが、上記の3つのうち2つはどこも実施するのではないでしょうか。
そこでの面接・グループディスカッションでコミュニケーション能力をみられます。
例えばグループディスカッション。
ここでは、思考力や積極性といった要素もみられますが、どのように相手に伝えるかというコミュニケーション能力も必要となります。
非常に優れた意見だったとしても、その正しさを盾に他の人の気分を害するような形で表現すれば、おそらく選考で落とされてしまいます。
また、面接であれば、世代が違う面接官と話をしなければなりません。
その際に、自分にとっての常識というものだけで発言すると、相手に伝わらないこともありえますよね。
例えば、「インスタグラムで様々な発信をしました」というと、インスタを知らないという人にとってはよくわかりませんよね。
これを「写真を投稿するSNSサービスで様々な発信をしました」と言うとインスタを知らなくても理解してもらえる可能性が増します。
SNSが通じないというなら、それをまた別の言葉にすることでよりわかりやすくなります。
このように、相手に伝わるような形で自分の強みをアピールする必要があります。
だからこそ、多くの人に伝わる言葉を持つということ、話し相手の感情への意識を持つということが大事になります。
まとめ
ここまで、就職活動におけるコミュニケーションについて考察してきました。
これって、一朝一夕に身につく力ではないですよね。
普段の生活の中で意識を持って過ごすことで、少しずつコミュニケーションの力はついていくものです。
就職活動を見据えている方は、ぜひコツコツ取り組んでみてください。
こういった本を読んで見ることもオススメです。